自治体の皆さまへ

【ママリ掲載記事】子どもの発達が不安な方へ。今の保育所で療育を受けられる訪問型支援をご存知ですか?

COLUMN

子どもの成長ペースは人それぞれと理解しつつ、コミュニケーションが苦手だったり、集団生活になじめなかったり…「うちの子、少し違うかも?」と感じることがあるかもしれません。とはいえ、子どもの発達について課題や不安を抱えていても、仕事があるため発達支援施設に通い続けるのが難しいご家庭が多くあるといわれています。もし、子どもが通っている保育所で療育支援が受けられたら、共働き家庭にとってはとてもありがたいことですよね。そんな社会の課題を解決すべく、保育所等訪問支援をおこなっている企業をご紹介します。

毎日そばで見ているからこそ、気づくこと

発達障害というと、病院で診断を受けたり、健診で気になることを指摘されたりするイメージをもつ方も多いかもしれません。

実はそのようなケースのほかにも、できることはたくさんあるけれど集団活動で周りと関わり合うことが難しいといった、いわゆるグレーゾーンと呼ばれるお子さんもいらっしゃいます。

今回ママリでは、わが子の成長に不安や課題を抱えるママリユーザーのあかりさん(仮名)にお話を伺ってきました。

普段のやりとりに違和感を抱いた

あかりさん「はるとの発達に不安を抱き始めたのは、普段から私の話が伝わりづらかったことがきっかけです。

年少から保育所の担任に相談していて、様子を見ていきましょうと言われていました。

年長に進級してから、小学校入学に向けてどうすればいいか再度相談したところ、就学相談に行った方がいいとアドバイスを受けたんです。

相談先で検査をしたところ、知的な遅れがあることがわかりました」

<H2>指示しても伝わらないもどかしさ

「指示したことが通りづらいのが一番の悩みです。

たとえば出かける準備をする際に、口頭で『上着を羽織って、リュックを背負って、靴を履いておいてね』と伝えても、ひとつだけしか完了していなかったり、何もできていないまま他のことをしていたり。

保育所でも朝の支度について“やることリスト”が掲示されていて、写真付きでわかりやすく工夫されていますが、ひとつの準備をしていても次の作業に気を取られて、中途半端なままで終わってしまうことが多々あります」

毎日の保育所生活でもお困りごとがあり、悩んでいる様子。実は、はるとくんには双子の弟や、今年生まれたばかりの妹もいて、毎日てんやわんやなのだそう。

あかりさんが常にはるとくんだけに気を向けるというのも難しく、ドタバタした毎日を送っているといいます。

保育所、幼稚園、小学校で発達支援(療育)を受けられる「AIAI VISIT」

発達に課題がある子どもたちは、多くの場合、児童発達支援事業所に通所して発達支援(療育)を受けています。

しかし、共働き家庭では保護者が仕事をしているため、定期的に児童発達支援事業所に通うのは困難だといわれています。

そこで、子どもが普段通っている保育所等に支援員が訪問し、発達支援(療育)が受けられる「保育所等訪問支援」が今、注目を浴びているのです。

保育所等訪問支援をおこなっているAIAI VISITでは、個別支援を中心に実施していますが、子どものニーズや成長に合わせて、集団支援、間接(観察)支援も実施。

集団生活に困難を抱える子に対しては、徐々に子ども同士が関わることや、集団活動へ関わることができるよう支援していきます。

療育プログラムで子どもの「できる」という感覚を増やしていく

AIAI VISITの療育は、「学習と運動を一体的に提供」することに大きな特徴があります。

たとえば椅子に座っていられない子がいた場合、姿勢を保つ運動機能に課題があるのか、それともあらゆるところに関心が向いて座っていられないのか、理由はさまざまです。

学習と運動を一体的に提供することで、子どもの特性をより多角的に見ていくことができます。

「この子はこんなことが得意で、この運動をしたらこの感覚が伸ばせそう。手先を使うような動きをやってもらうのも良さそうだな」といった見立てをして支援をしていきます。

AIAI VISITの療育では、学習と運動の両方からアプローチし、本人の「できる」という感覚を増やしていく支援をおこないます。

たとえば運動プログラムでは、マット・鉄棒・平均台など保育所等にある身近な教具を使ったり、運動科学に基づいた幼児向けの運動プログラム「Break it Kids」で楽しく体を動かしたりして、その子の運動機能の課題克服を目指します。

また、個別支援で学習プログラムを提供する際は、保育所等で活動時に使用しているものを用いるほか、IQ(いっきゅう)パズルなどの自社教材などで多角的なアプローチをしていきます。

子どもが通う施設の先生方と連携をとりながら支援

保育所や幼稚園生活での困りごとをそのままにしておくと、小学校入学後に大きな悩みに発展したり、学校へ行けなくなってしまったりする可能性も。

早い段階から練習し、子どもそれぞれに合ったやり方を考えることで、小学校の生活に期待をもって向かえるよう支援するのがAIAI VISITの大きな役割のひとつです。

そして、未就学児だけでなく小学校への支援もしていますので、進学のタイミングでの不安を相談、進学後の小学校でも支援を続けることが可能です。

AIAI VISITの支援員は、子ども本人を尊重するのはもちろんのこと、担任の先生の考えや思いも聞き取り、丁寧に連携して支援を進めるよう意識しています。

私の悩みなんて小さいことだし…と声をあげられずにいる方、ひとりで抱え込まず、まずは相談することから始めてみてください。

子どもひとりひとりに寄り添える社会を目指して

今通っている保育所等で専門家のサポートを受けられるAIAI VISITは、共働き家庭にとって心強い存在です。

子どもだけでなく、ママ・パパの味方でもありますから、不安は一人で抱え込まずにまずは相談してみてくださいね。

著者:ママリ

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